□ 2003年10月23日開催セミナー/「グローバルなHACCPシステム『GHS』構築の基礎づくり」 講師:萩原俊男
農場から食卓までの食品の安全を追求する
「HACCP構築の基礎づくり」
生鮮食品の安全は大丈夫か
HACCP構築の前にやっておかねばならないことがある
 微生物による急性毒性、人畜共有病BSE、 そして環境汚染による食物連鎖への恐怖など、グローバルな危害の脅威に曝される現代社会で、 果たして“食の不安”は取り除けるのでしょうか?
 近年 食品を扱う工場ではHACCP取得を指向するのが一般的ですが、 特に生鮮食品を扱う工場においてはHACCP取得の前に抑えておかねばならない諸条件があります。
 @.生鮮食品流通の現状を知る。
 A.関連する内外の法規制を把握し、対処方法を検討する。
 B.食の安全を脅かす危害要因と危害度を調査し、危害を未然に防止する方法を模索する。
 C.実行可能な解決手段を選定しPDCAに則って実行する。
 D.@〜Cに必用な人材教育を徹底する などです。
 本セミナーではそれら生鮮食料を扱う基本的な知識と対策そして外部との連携を図ることにより HACCP構築への道筋をあきらかにするものです。
日時 平成15年10月23日(木)
時間 午後1時〜午後5時
講師 萩原 俊男
会場 帝国ホテルタワー15階
費用 29,800円
セミナー内容 1.“危険な綱渡り”生鮮食品の流通
(1)生産地から食卓で・・・危うく揺れる“食の安全”
(2)食品輸入大国ニッポンの不安
(3)生鮮食品流通が抱える課題
2.食の安全にまつわる法律・認証制度
(1)主な法規制
(2)主な許認可制
3.生鮮食品の特性
(1)劣化のメカニズム
(2)鮮度保持の課題
4.生鮮食品の安全を脅かす危害要因
(1)食品の取扱い過程でおこる不安要因
(2)食品そのものに潜む不安要因
5.食品そのものに潜む危害要因とその防除対策
(1)生物学的な由来でおこる危害
(2)化学的な由来でおこる危害
(3)物理的な由来でおこる危害
(4)生体固有の由来でおこる危害
6.『GHS』構築への道程
(1)HACCP以前にマスターし習慣づけなければならない必須項目
(2)最後の砦・食品加工場におけるHACCPシステムの仕組み
7.“食の安全”構築のラストテーマ
(1)トレーサビリティシステムの構築
(2)ヒューマンファクターを乗り越えろ
8.まとめ
(1)“食の安全”確立のための敵を知り己を知る
(2)食品そのものに潜む不安要因
(3)課題解決手段の構築と具体的な行動をPDCAで実行する
セミナー講師略歴
萩原 俊男
有限会社チェーン・ロジスティックス研究会 主幹
略歴
1931年1月28日静岡県清水生れ
日本軽金属に勤務、主として技術開発畑を歩く。取得特許41件。 1991年(有)チェーン・ロジスティクス研究会主幹に就任、現在に至る
著書
『インテリジェント物流』(共著)
『新版・冷蔵倉庫』(共著)
『水を知って水を活かそう』
『つくり方のポイント「要冷加工物流センター」』他
コメント
 「かねてから、生鮮食品の流通には「農場から食卓までの“一気通貫型”鮮度管理システム『GHS』が必要不可欠」であることを標榜しながら、 中小食品流通小売業者及び物流業者などのセンター新設計画、 ならびに関連する設備機器選定や、HACCPシステムを指向する効率的な鮮度管理操業、 付随する機能水の選定や生ゴミ処理、廃水処理などの相談指導にあずかっております。
 “食の安全”テーマは、これが単に私たち人類のみの「食中毒防止対策・表示違反解決対策」のみを課題と捉えるのは早計で、 地球上に生あるもの全ての生態系バランス維持に必用な“地球環境保全”という巨大テーマに濃密に通ずるきわめて重要なポジションにあると考えられます。
 したがって、輸入食品に対しての“食の安全”テーマづくりは地球規模の壮大なマトリックス組織のもとに完結させる意気込みをもって取り組む決意が必要でしょう。
 「それは無理だ」と思ったら、たとえば「ブランド・ニッポン」銘柄を標榜できるような商品をターゲットにして、 国内のごく限られた地域でのfrom Farm to Tableの“食の安全ルート”づくりから手をつけることが肝要かと思っております。」
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