日産自動車の2005年度3月期業績は、
本業のもうけを示す連結営業利益が今期予想より10%増えて9000億円強になりそうだ(日経新聞)。
2000年度の連結赤字マイナス6000億円強から2001年度に3300億円のV字回復を果たし、
その後も快進撃を続けている。
しかし、そのV字回復も生産現場が同じ目的を共有し相応した結果に他ならない。
日産では2つの限りない「限りないお客様への同期」「限りない課題の顕在化と改革」ということを柱に
1994年からNPW(日産生産方式)をスタートさせ、
1997年に「日々変化するお客様の多様なニーズにコストを同期、品質を同期、納期を同期化させる」
同期生産導入宣言を行った。その同期生産と日産リバイバルプランが共に重なり合い奇跡の復活を果たした。
その「同期生産」には3つの柱があり(1)生産管理(2)エンジニアリング(3)現場管理の3つである。
ここ追浜工場では現場管理の実践を追求し、
人・もの・設備を最大限に活かし徹底して品質をつくり込み効率化を図りながら同期生産に取り組んでいる。
本セミナーでは、日産追浜工場で実践されている同期生産とはどういうものか、
またどのように進められているかを見学し、
現場管理の具体的実践の取り組みを、追浜工場で製造を統括する製造部長高橋啓作氏にお伺いする。 |